委員会について

委員長挨拶

下肢静脈瘤に対する新術式として血管内レーザー焼灼術が欧米を中心に行われるようになり、最近ではその良好な成績報告が数多く認められ、本邦においても、一機種のレーザー装置において2011年1月より保険適応となり、急速に本治療法が普及しつつあります。しかしながら、本治療法においても頻度的には少ないものの、深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症や熱傷などの重篤な合併症が報告されており、医薬品医療機器総合機構(PMDA)からもレーザー装置の販売許可の付帯事項として、本治療法に十分知識を得た医療者に販売することを販売業者に義務付けております。そのような背景から下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術を施行される主な医療従事者により形成されている6学会(日本静脈学会、日本血管外科学会、日本脈管学会、日本皮膚科学会、日本形成外科学会および日本インターベンショナルラジオロジー学会)が中心となり下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術実施基準を作成、承認するに至っております。

血管内レーザー焼灼術実施・管理委員会は血管内レーザー焼灼術実施基準を運用することで新しく下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術を施行される医師に対して、本治療法に対する正しい知識を身につけて(または知識の再確認)、本治療を安全かつ効果的に施行していただくことを目的に設立されました。本委員会の活動の中心は血管内レーザー焼灼術実施管理基準に基づく、本治療法に対する研修の実施、実施医、指導医および実施施設の認定でありますが、さらに将来的には本治療法に対する新しい知見や合併症、成績などにつき本治療法にかかわる医療従事者に啓蒙を含めた有益な情報を提供いたしたいと考えております。

医療従事者におかれましては血管内レーザー焼灼術実施管理基準、当委員会の活動につきご理解賜り、さらなる血管内レーザー焼灼術の成績向上をお願い申し上げます。

血管内レーザー焼灼術実施・管理委員会 委員長 小川智弘

*2014年8月より、「下肢静脈瘤血管内焼灼術実施・管理委員会」へ名称変更
*2020年1月より、「下肢静脈瘤血管内治療実施管理委員会」へ名称変更